ル・コルビュジエから学ぶ、合理性と美しさ

東京都小金井市の整理収納アドバイザー水谷妙子です。

先日、上野にある国立西洋美術館のル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代展へ行ってきました。無印時代の同僚に紹介されたことがきっかけで足を運びました。

ル・コルビュジエは、建築、都市計画、家具の設計など様々な影響を後世に与えた偉大な20世紀を代表する建築家。

今回の展示会場の国立西洋美術館そのものが、日本に残した唯一のル・コルビュジエによる建築物。2016年にユネスコ世界遺産に認定されており、とても身近な世界遺産でもあるんですよ。

雨の日は外観のタイルに埋められた石が濡れて緑色に。これもまた素敵です。

ところで、ル・コルビュジエは、第二次世界大戦中にモデュロールという建築の基準寸法システムを考案し、西洋だけでなく、日本の近代建築にも大きな影響を及ぼしました。

モデュロールとは、フランス語のmodule( モジュール・寸法)と、Section d’or(黄金分割)を組み合わせた造語です。

モジュール(寸法)については、整理収納アドバイザーの試験にも出てきますし、収納用品を選ぶ際にも日常的に使うワードですね。

モデュロールは、人間の身体に関連するさまざまな寸法と、古来から使われている黄金比を結びつけた数値です。ル・コルビュジエは、それを建築物はもちろん、家具の寸法への応用を試みました。手がけた建築物の窓枠、タイルなど、細部ひとつひとつにも、モデュロールの数値が使われているそうです。

展示の中で、建築模型、絵画、出版物のグラフィックス、映像などを見ながら改めて思ったのが、合理性と美しさが徹底されている、ということでした。

①作りやすい ②使いやすい ③美しい

これは何かを生み出す時の基本だなと改めて感じ、自分の仕事にも活かしていきたいと思います。

そして、もうひとつ。整理収納サービスの日々の業務では、お客様の、今おかれている環境(家)の中で、どう使いやすくするかという問題解決をしがちです。なぜなら、建築物(家)は変えようがないから。

でも本来は、お客様がいて、趣味趣向&生活習慣があり(暮らし)、それが収まる建築物(家)がある、というあり方が理想のはず。その部分と深く向き合わないまま家を買ったり、建てたりしているから、後々使いにくさとなって現れるのかなあと思いました。

家選びや家作りの前に、整理収納アドバイザーとして「予防医学」的な感じでご協力させていただけると、最大限の効果が発揮できるはず。今後、そんなアプローチをしていきたいなと、改めて思った次第です。

ル・コルビュジエの展示は、5/19(日)まで!よろしければ上野公園のお散歩がてら、ご鑑賞してみてくださいね!

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