お片付けが苦手な人ほど、ファイルボックスは半透明がオススメ!

東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。

インスタでも、Webメディアでも、雑誌でも。収納にファイルボックスを使うことは、今やとても一般的ですね。

ところで、無印良品では、このファイルボックスは、2色販売されていることをご存知でしょうか?

ひとつは(正しくは、限りなく白に近いホワイトグレーといいます)と、もうひとつは半透明です。

私は、無印のファイルボックスは半透明を選びます。特に、扉の中で使用する場合は、断然、半透明がオススメです。

なぜなら、白を選ぶと中身が見えなくなるからです。一方で「扉を開けた時にゴチャゴチャみえるのが嫌!」という理由で白を選ばれる方が多いことも知っています。

でも、自分だけでなく家族も含めた「片付けやすさ」という目線で、本当に白を選ぶ必要があるか、この記事をきっかけに、少しだけ考えていただければ幸いです。

見え方実験です。全く同じものを半透明(左)と白(右)のボックスに入れます。

どうでしょうか。半透明(左)の方は「ラップがはいっているらしい」ことがわかります。一方、白(右)の方は「白い!」という情報しかありません。

何かを出し入れする時、なるべく簡単に行いたいですよね。片付けが苦手な方は特に。

そのためには、出し入れにかかるアクション数を少なくし、瞬時にモノの場所が「わかる」ことが大事です。

ボックスが白いと、扉をあけると「白い壁」が現れて、中身が瞬時に「わからない」のです。

「いやいや、そのためにラベルをつけているし!」という方もいらっしゃると思います。

そこでもうひとつ追加の情報を。画像優位性効果をご存知でしょうか。文字情報のみよりも、画像(現物)情報の方が認識しやすい現象を言います。

脳は、文字よりも画像(現物)の方をより早く処理でき、記憶しやすいと言われています。白と半透明では、瞬時に目に飛び込んでくる情報量が、全然違うのです。

たかが一瞬、されど一瞬。この半透明ボックスは、少なくとも我が家においては、片付けやすさに大きく貢献しています。

例えば、このお弁当用品の収納。ファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・1/2を使っています。

扉を開けると、中身が目に飛び込んでくるので、頭が働いていない (?) 朝でもよくわかります。

他にも、こどもの鼻水吸引器。これは、衛生用品なので一応フタをして収納しておきます。

こどもの鼻水があまり出ない時は、クローゼットの収納しています。中身がうっすら見えているので、私以外、たまに夫が使う時でも瞬時にわかります。

私自身だけでなく、夫やこども達もわかりやすくしておくこと。それは、家の中の収納をメインで考える人ができる、同居の家族への「思いやり」「優しさ」だと思っています。

完璧に片付けられる人が、白を選ぶのはいいと思うのです。でも、もし家族に一人でも片付けが苦手な人がいたら…?

「いつの間にか、ボックスの中がゴチャゴチャになる」

「家族から何度も何度も、モノの場所を聞かれる」

「ラベルをつけているのに、元の場所に戻せない」

そんなことが続いた場合は…

もしこれからボックスを買われることがあったら、半透明もご検討いただき、片付けのハードルを下げていただきたいです。

参考になれば幸いです。


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