東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。
今日は、趣味のモノの整理についてです。
整理収納サービスや講座で、よくご相談されることがあります。
「夫がゲームやプラモデルが好きで、どんどん増えていくんです…」
「私は料理に合わせて食器を替えるのが好きで、食器が捨てられないんです…」
「とにかく本が好きです。電子書籍じゃダメで、現物を大事にしたくて…」
皆様も、心当たりがあるのではないでしょうか。
私は、趣味のモノは、人生の喜びに繋がっているものなので、無理に捨てなくていいと思っています。
むしろ、大事なモノがハッキリしていることは、それだけで素晴らしいことですよね。
趣味のモノを所有しておく理由も、別に必要ないと思っています。だって「好きだから」としか言えないですよね。
かく言う我が家でも、趣味のモノ、たくさんありますよ〜!
例えば、夫の趣味のスニーカー収集。我が家の玄関収納の多くを、夫の靴が占めています。私の靴より、圧倒的に多いです。
平日に履くビジネスシューズよりも、休日に履くスニーカーの方が多いという…!
正論でいうと、量のバランスはおかしいですよね。
でも、一足一足吟味して買っている姿を見ると、これらを収集することが彼の楽しみに繋がっているのだから、別にいいかなと思っています。
あとは、野球のユニフォーム収集。
しかも、今のモデルでなく、球団問わず昔のモデルの復刻版を集めているんです。
これも、着ることはできますが、普段着ではないので、全く実用的ではないですよね(笑)
「ユニフォーム博物館でも作るつもりか!」と突っ込んだりしますが、幼少期からの好きを形にしているみたいなので、私の本心は「お好きにどうぞ」です。
そして私にも、大事な趣味があります。
ダイニングの壁面の棚。ここは、私の趣味の雑貨収集が全面に押し出されている場所です。
私はとにかく雑貨が好きで、旅先で買ったもの、アンティークのものなど、ちょいちょい収集しています。これを飾るための棚が、ココです。
バックヤードにも、たくさん在庫を持っています。季節や気分に応じてこの棚に入れ替えていくことが、暮らしの中の大切な時間です。
ゲーム、プラモデル、食器、読書、スニーカー、ユニフォーム、雑貨…
どんな趣味も、いい悪いもないし、それぞれ尊いですよね。
ただし、どんどんモノが増えて、そのままの状態で暮らしていくと、日々の暮らしを圧迫しかねませんよね。
そこで、整理収納のポイントとなるのが、「暮らしの中で何を大事にしているのか」を考えること。
そして「大事なことを、どういう位置付けにして暮らしていくか」を考えることです。
もしご家族で住まれている場合は、それぞれが何を大事にしているかを考えて、家族としてどうしていきたいかを風通しよく考えていただく。
そうすると、日々の暮らしに直結する実用品と、そうではない趣味のモノ。その間に位置するモノを、どんなバランスで所有していくのか、方向性が出てくるのではないかと思います。
その擦り合わせができていないと、「あなたのモノは多い!」「なんで捨てないの?」と衝突の原因になってしまうのではないでしょうか。
モノが多いから捨てたい。スッキリした空間で暮らしたい。
これは、暮らしの目標としては途中段階です。
できればその先の「今後どう暮らしていきたいか」を見つけていくことが大事です。
これがあやふやだと、整理の途中で手が止まったり、まあいっか、と途中で諦めることにつながりかねません。
逆に言うと、それがハッキリすると判断基準が明確になるので、整理がググッと促進されます。
たとえ手が止まっても、立ち戻ってもう一度進めることができますし、キレイが持続しやすいです。
趣味のモノは、「今後どう暮らしていきたいか」につながるヒントになるので、大切にしていただきたいと思っています。
「そうは言っても、なかなか難しいな〜」という場合は、ぜひ協力させてください。一緒に見つけるお手伝いをさせていただけると嬉しいです。
よかったら参考にされてみてくださいね!