こどもの衣類のお片付け 5つのステップ

衣類を選んで着替え、明日の準備を整える。身支度の一連の流れを、ゆくゆくはこども一人でできるようにしたいですよね。親が手伝っているうちでも、なるべく手早くスムーズにできる仕組みをつくりたいと思いませんか?そのためのコツ5つをご紹介します。

Step1: 衣類の量を見直す
Step2: 着替える場所に置く
Step3: こどもが引き出しやすいものを選ぶ
Step4: 重ねず、仕切りを活用して一覧できるように
Step5: ラベルでわかりやすく

Step1: 衣類の量を見直す

こどもの衣類は、それぞれ何枚必要でしょうか。例えば、我が家のこども達は3人とも同じ保育園に通っていますが、必要な衣類の数は 1歳>3歳>5歳 となっています。

保育園では年齢が低い方が頻繁に着替えるので、用意する枚数も多めです。3歳の子は、トイレトレーニング中は着替える回数が多かったですが、完全に終了してからはグッと減りました。

このように、年齢、季節、生活環境、今のこどもの状況、洗濯頻度などを冷静に判断し、多すぎず、少なすぎず、何枚あったらちょうど良いのか「適正量」を割り出します。サイズアウトしたものや、こどもの好みに合わず着られていないものが収納されていませんか?「適正量」を目標に、要or不要を仕分けていきます。

「要」はこの後のステップを参考に適切に収納し、「不要」は捨てるのか、人にあげるのか、売るのか、下の子のために取っておくのか、行き先を明確に決めます。

ちなみに私は、おさがりのこども服は、もらわないし、人にもあげないようにしています。経験上、おさがりは10枚もらっても1~2枚使うかどうか。友人や知り合いからのおさがりは、厚意のかたまりと感じてしまい、贈られた側はむげにしにくいものです。相手にも同じ思いをさせないため、まだキレイに着られるものだけフリマサイトやバザーに出品し、それができない汚れたものは、思い切って捨てるようにしています。

 

Step2:着替える場所に置く

こどもの朝の着替えはどこで?お風呂上がりの着替えはどこで?別の場合は、それぞれの場所の中で配置しましょう。家事&育児動線に沿った場所に配置することで、無駄がなくなります。

我が家では、朝もお風呂がりも、リビングで着替えます。そのため、リビングダイニングとこども部屋の間の一等地に衣類棚を設置しています。こどもスペースには造り付けのクローゼットもありますが、1.扉を開ける、2.引き出しを出す という2アクション必要なので、長女がお休みの日に着るワンピース以外は収納していません。

Step3:こどもが引き出しやすいものを選ぶ

よくある1個ずつ積み重ねていけるプラスチックの衣装ケースは、実はこどもの衣類収納には不向きです。こどもの服は畳むととても小さくなります。プラスチックの衣装ケースは、大人の衣類や雑貨を想定して作られているので、一番浅いものを選んでも上の空間が余りがち。また、このタイプは引き出しの下部に指をひっかけて開けますが、逆手になる
ので力が入りにくくなります。

中身が同じ重さでも、ボックスの上部をつかむ方が引き出しやすいです。出し入れが億劫にならないようなものを選びましょう。

我が家では、IKEAのトロファストを使用しています。トロファストの一番浅い引き出しは10cmなので、こどもの衣類のサイズにぴったりです。「上がちょっと空いている」オープンドロワー方式の棚である、というのもポイントです。

上部をつかんで出し入れできるだけでなく、ちょっと覗けば何が入っているかわかるので、こども自身で衣類を選びやすくなっています。また、若干畳み方が雑でも引き出しがしまるというのもいいですね(笑)

わざわざこのような棚を買わなくても、カラーボックスにカゴを置くというのでも十分です。

Step4:重ねず、仕切りを活用して一覧できるように

ボックスの中は、①で仕分けをした必要なものだけを収納します。気をつけるのは、上に重ねずに、中身が一覧できるようにすること。衣類の畳み方も工夫し、仕切りを活用します。

我が家では、IKEAのトロファストのボックスの中に、無印良品のポリプロピレン整理ボックスを入れ、中身に応じて大きさを変えて使っています。画像は、中央に置いて3分割していますが、衣類の大きさによってはどちらかに寄せて2分割にしたり、細いタイプを使ったり、引き出しによって適宜変えています。

よくある、必要な分だけ折って井の字型に組み立てるタイプの仕切りは、ボックスの中でズレやすいため、適当な大きさの箱を入れて大きく仕切る方が向いていると思います。

Step5:ラベルでわかりやすく

入れる場所が決まったら、中に何が入っているのか家族で共有できるようにラベルをつけます。こどもの理解度に合わせて、イラストやひらがな、色などを使ってわかりやすくします。

我が家の場合は、長女はオレンジ、長男は緑、次男は青とテーマカラーを決め、共用のものは黒でラベリングしています。(ちなみに保育園の準備をする際も、それぞれ着替えやタオルなどはそれぞれのテーマカラーのバッグに入れ、入れ間違いが起こらないようにしています)

このラベルは無印良品の丸井吉祥寺店と渋谷店でプリントできるサービスで、私が無印良品で開発を担当しました。様々な日用品のイラストが選べ、大中小3サイズでプリントできる透明なラベルです。

https://idea.muji.net/_var/images/dir/Pop_1-001.jpg
https://idea.muji.net/_var/images/dir/Pop_2-001.jpg

ただ、このようにラベルを作成しても収納の位置や内容は変更する可能性はあるので、はじめから決め込みすぎず、まずは手描きで様子を見ることをオススメしています。

 

 

衣類収納のコツ、いかがでしたか?
毎日の洗濯に直結することなので、うまく回る仕組みを整えると親もグッとラクになると思います。小さいうちから少しずつ自分の衣類を管理することで、身支度の大切さや、好みのものを身につける楽しさを身につけてもらえたらいいなあと思っています。

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