東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。
最近のシステムキッチンは、スライドレールを用いた引き出し式収納が主流になっています。
引き出しが一覧できるので奥まで活用できるようになったのはメリットなのですが、引き出しが大きいぶん、モノを入れすぎると重くなってしまうことがデメリット。
今回は、そんな時に便利な引っ掛け式のタオルハンガーをご紹介します。
最近のシステムキッチンの引き出しは、ハンドルの存在感が少ないものが多くなっています。
パッと見、美しいのですが、シンクやコンロの下の引き出しはとても容積が大きいです。
鍋、フライパン、洗剤、お米、その他もろもろを入れると、かなりの重さになってしまいます。
我が家のキッチン(クチーナ)もしかり。ハンドルは指先に少し引っかかるぐらいです。
引き出し本体の重さと、内容物の重さを合わせるとかなり重くなってしまうので、このぐらいの「少し引っかかる程度」のハンドルは、順手(手の甲が上)でも逆手(手の平が上)でも引き出しにくいのです。たとえスライドレールで「軽い力で引き出せる」と謳っていても…。
順手(手の甲が上)バージョンはこちら。(爪先でなんとか…グググ…!)
逆手(手の平が上)はこちら。(お、重い…!)
料理のように、作業中に引き出しの開閉を何度も繰り返す場合、ちょっとしたストレスが大きなストレスになってしまいます。急いでいる時は尚のこと!
そこで便利だったのが、山崎実業のtowerシリーズ キッチンタオルハンガーバーです。
色は白と黒があります。キッチンの色に合わせて選ぶことができます。
幅も、通常タイプ(幅19cm)とワイドタイプ(幅33cm)があります。我が家は、引き出しの幅に合わせて両方使っています。
この商品の最大の特徴は扉にネジでしっかり固定できるということです。
厚さ1.4cm〜2.5cmの扉に取り付けることができます。
目立たない位置にネジがあります。扉を挟んで固定します。
ネジを締めるための六角レンチと、内側に貼ってガタつきや傷を防止する緩衝材が付属しています。
我が家のキッチンの場合は、元々のハンドルが邪魔をしてネジを締められなかったので、先にネジで締めてから…
グッと押し込みました。とてもピッタリ。ガタつきもありません。
元々は、シンク下に設置して、タオルハンガーとして使っていました。これがついていると、元々のハンドルは使いにくいので、自然とタオルハンガーを引き出すようになりました。本来の用途のタオルハンガーとしてはもちろんですが、ハンドルとしてメチャクチャ優秀!ネジでしっかり固定できるので、引き出しとの一体感がハンパないです。この絶妙なスキマが、軽い力でストレスなく引き出すことができるのです。
使い勝手を見極めながら買い足した結果、我が家のキッチンでは計4個使っています(笑)
洗面所でも1個使っています。中身を引き出しやすくするのはもちろん、子供用のタオルをかけて、手洗いの後に自分で拭けるようにしています。まるで初めからついていたかのような馴染み感。
ちなみに、ネジで固定されているとはいえ、上方向や斜め方向に引っ張ると外れることがあります。あくまで引き出しの動きと合わせて水平に引いてくださいね!
これを取り入れてから、引き出しを使う時のストレスが減り、とても快適になりました。ご自宅のキッチンや洗面所の規格に合えば、ぜひ取り入れてみてください〜!