「どうか片付けないでください」とお願いする理由

東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。

私の整理収納サービスでは、どのサービスでもオンラインでヒアリングを行います。(詳しくはコチラ)事前情報としてお写真間取りを送ってもらい、ヒアリング当日を迎えます。

事前にお写真を送ってもらう際に必ずお願いしているのは「どうか片付けないでください」ということ。

「少しでも、良く見せたい!」「いやいや、これはさすがに…!」と思われる気持ちはよくわかります。

でも、あえて「片付けないでください」とお伝えするのには、大きな理由があります。散らかっている状態にこそ、解決策のヒントがあるからです。

  • 洗濯物が畳まれたまま片付けられていない様子
  • 帰宅後にそのまま投げ出されたカバン
  • 郵便物やプリントが積まれたテーブル …etc

ご自身や、同居のご家族の性格、習慣などがそのままあらわれているのが、散らかったお部屋です。

  • どんな種類を、モノをどのぐらいの量お持ちなのか。
  • どの辺にモノが溜まりがちなのか。
  • モノがそこに置かれるのは何故か。
  • 何が得意で、何が苦手なのか。

写真からいただく情報には、解決の手がかりが溢れています。

お客様の判断で良かれと思って片付けられて、手がかりを消されてしまうと、暮らしの実体の把握ができず、正しい分析&ご提案に繋がらなくなってしまいます

もちろん、その後のヒアリングでは、お客様に直接お声をいただくのですが、百聞は一見にしかず。ありのままの様子の写真をいただき、情報をパズルのピースのように補完していきます。

お客様はみなさん「本当にぐちゃぐちゃですけど…」と遠慮されるのですが、むしろその方が良いのです。

私は無印良品でのオブザベーション (一般家庭の訪問調査)の経験を合わせると、200軒近い「片付け前」の状態を見てきていますから、どんなお家を見ても何とも思いません。

どうか安心して「片付けない、ありのままの状態」を見せてくださいね!

そして、スッキリがずっと続く仕組みを一緒に作っていきましょう。


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