整理収納アドバイザーの水谷妙子です。
さて、今回は家族の「モノへの想い」の話。
夫が念願のスニーカーを買いました。NIKE AIR MAX 95 OG NEON YELLOW。
彼いわく、これは伝説のスニーカー。30代後半〜40代ぐらいの方には共感いただける方も多い、とのこと。
夫は特定のスニーカーに憧れがあり、それを買うために普段コツコツ節約しています。
少年時代、90年代に買いたくても買えなかった。そんなスニーカーの復刻版が好き、なんだそうです。
夫の靴の数は、私の倍。整理収納を身につける前、私は「多すぎ!」と思ってました。
でも、家の片づけを進めながら、夫とモノに対する想いを話すようになると、それらが彼にとってかけがえのないモノで人生の楽しみであることを知りました。
そもそも、私と「靴の持ち方」が違うんですね。私は、決まった靴をひたすら履いて、ほころびが出てきたら修理したり、似たようなものを買い直す傾向があります。バリエーションは必要ないんです。
夫は、靴に関してはコレクターに近いです。バリエーションが欲しい。そして、その全てを均等に履いていきたいタイプ。そもそも違うんです。
靴の箱も、私は速攻で捨ててしまいますが、夫はキレイに取っておいて…
クローゼットに収納しているんです。(中身がカラなのに!)
靴の他にも、私には良さがわからないモノがたくさん。パ・リーグの復刻野球帽だったり…
色々な球団の復刻ユニフォームなど。
でもそれってお互いさま。私にだって、彼には理解できないけど、大事なモノはたくさんあります。(雑貨やちょっとイイ服など)
相手の想いだけでなく、収納場所や予算など、こちらの想いも伝えてバランスを取っていく。家族との暮らしは、その積み重ねです。
その人が、そのモノに対してどう思っているのか。それを知らないと「また買うの?」とか「サッサと片づけてよ!」など、表面的なやりとりでモメてしまう原因になるのかも。
心に余裕がある時に、たまに確認していきたいな、と改めて感じました。スニーカー購入記念にお伝えしました!