東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。
今日は、私が大事にしている考えをシェアできたらいいなと思います。
私は整理収納アドバイザーとして活動していますが、自宅の整理収納で心がけていることは、「私がひとりで決めない」ことです。
ほおっておくと、ひとりで決めがちなんですよ。「だって私、プロだもん」とか思っちゃって。本当に、コレが危ないんですよ。職業病です。
資格取り立ての時は、家族に理想を押し付けて険悪になったり、結局どうにも片付かなかったり、という痛い経験があるので学びました。
例えば、6歳娘のヘアゴム放置問題。
こちらの投稿にて、詳しく記載しております。
この収納方法も、私がアイデアは出しますが、どこに収納したらよいかは本人に聞いているんです。
「手前のポケットにする?ママのメイク道具の引き出し?」と聞くと…
「扉を開けるのが面倒…」とのこと。OK!じゃそれで。
ということで、最終的に扉がない洗濯機を定位置にしました。本人が決めたので、毎日戻すようになりました。(詳しい商品情報についてはコチラを見てね)
また、夫のクローゼット収納も同じく。
ビジネス用靴下と、2軍靴下と、部屋着Tシャツの引き出し。いらなくなった洗濯ネットを仕切り?にしていました。
要素が混ざっているので、お片づけのプロ的には「箱で仕切っては?」と聞いてみました。お客様にご提案する、いわゆるセオリー通りの方法です。ドヤ!
でも…夫曰く「混ざっても量が知れてるし、困ってないし、このままでいいかな」だそう。OK!じゃそれで。
もうひとつ。玄関収納の夫のスニーカーコーナーです。
ちなみに靴の量は、私の倍ぐらいありますよ!
スニーカーの上に、まさかの靴下!私からはまず出ない発想です。
どうやら、色とメーカーを揃えているらしいんです。このルールを決めたのも、ここに靴下を置くのも、夫が好きでやっているので全てお任せです。
こんな風に書くと「旦那さん、マメですね」と言っていただくこと多いのですが、元々こんな感じだったわけではありません。
第1子産後の大大大爆発、第2子、第3子の出産を経て、家事分担が徐々に変化しました。
極め付けは、そして私がこのような活動をするようになり、一気に加速して今の形に落ち着きました。
私もそうだったのでよくわかるのですが、多くの家事を担い、その延長でおうちの整理収納をアレコレ考えて決めるのはママです。
でも、これだとママの負担はいつまでも減らないのでは…と思います。
自分自身の経験と、整理収納サービスをさせていただく中で出会った方々を見て、やっぱりそう思うのです。
めちゃくちゃ重いモノを、お一人で背負っているんです。どっしり、ずっしりと。そして、当のご自身は、そのことに気がつかれていないのです。
整理収納サービスをご依頼いただくのも、講座に学びに来ていただくのも、こうしてネットや雑誌などで情報を集めるのも、メインは女性です。
でも、その後にご自身の家庭で何か整理収納ワザを実行する時には、ぜひご家族に聞いてみてください。
まずは家族に聞いて、自分の負担を散らす。はじめは難しくても、少しずつ、根気よく。
相手は、聞かれてはじめて「そんなこと、考えもしなかったけど…こうかなあ」ということ、多々あるんです。
ママだけ頑張るのではなく、家族みんなが暮らしを整えるようになれたらいいな、と心から思います。
参考になれば幸いです。それでは!