東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。
今日は、おなじみのメラミンスポンジについて。
普段のお掃除用には洗面所の収納にストックして、使いたい時にサッと取り出せるようにしています。
毎日の「小掃除」には意外とミニサイズで事足りることもあるので、1/2サイズ、1/4サイズと色々用意して場所に合わせて使います。
100円ショップでも手軽に買え、水だけで汚れが落ちて便利ですよね!
でも、お掃除以外にも使えるんです。
例えば引き出しの中に入れた収納用品。使っているうちにズレてしまいます。シンデレラフィットの収納用品ってそんなに出会わないので…!
適当なサイズのメラミンスポンジをスキマにギュッと挟みこんでおきます。
こうすると収納用品がズレにくいので出し入れしやすく、プチストレス減になります!
大判サイズのメラミンスポンジも売っているので、隙間に合わせて調節してみてくださいね。
ところでメラミンって何でしょうか?とても簡単に言うと、プラスチックの一種です。そして、その中でも硬い方です。(だいぶ端折りました)
メラミン樹脂自体は、プラスチック食器の日用品や建築材料など幅広く使われます。
発泡させ、スポンジ状にしたものがこのメラミンスポンジ。柔らかいように見えるけど、実は硬いんです。
だから、凹凸に合わせてうまいこと形を変えながら、そして文字通り「身を削りながら」汚れを削り落とします。だんだん小さくなりますからね。
硬い…ということは、つまりメラミンよりも柔らかいモノは、厳密にいうと微細な傷がつきます。
この画像の中でいうと、この引き出し自体も(カラー化粧板)、仕切りのメイクボックス自体も(ポリプロピレンというプラスチックの一種です)メラミンに比べると、素材としては、柔らかいのです。
他にも、曇り止め加工や、汚れ防止のフッ素加工ももれなく削られてしまいます。
そのため、傷ついて欲しくないモノには避け、ご注意の上お使いくださいませ~!
最後に。今回「メラミンって何ぞや?」と説明しようと思ったのは、「お弁当ピックの収納」として、メラミンスポンジに刺して使っている例を見かけたからです。
えっと…申し訳ないけど、それはできれば、やめた方がいいと思います…。
「メラミンスポンジは身を削りながら…」と書きましたが、ピックを刺すことで、細かくて、尖った、硬~い粉末が出ますね。
ピック→食品→口の中から体内に入ってしまいます。
「じゃあピック収納、とうするの?」という方、一応私なりのオススメがあります。コチラを参考にしてみてくださいね!
ということで、この例に限らず、モノのメリット&デメリットを理解しながらお使いいただければと思います。
参考にしていただければ幸いです。