先日、保育園で「こどもの自立を育むお片づけ講座」の出張版を行いました。
我が家の子達、全員がお世話になっている保育園での開催です。長女は昨年度で卒園しましたが、長男&次男は絶賛登園中!
当日は、地域の方、在園児の保護者の方、保育園の先生方、たくさんの方々に来ていただきました。
講座では、まずは大人が知りたい整理収納 基本の「き」をご説明します。もう、ココだけでもいいから覚えて帰って!というぐらいに大事なこと。
手に持っているのは、無印良品のポリプロピレン小物収納ボックス6段という商品です。
こちらの商品、普段は我が家の生活の中で文房具収納に使っているものですが、実はとても整理収納の概念を説明しやすいグッズなのです。
整理、収納、片付け、掃除の違いを、言葉だけでなく、目で見て、実物で想像しやすくしてお伝えします。
そして、こどもとの暮らしの中で、具体的に使えるワザを、画像を使って説明していきます。
ほんの「ちょっとしたこと」ですが、それがこどものお片づけとなると大きな差を生む大事なコツです。
なるべく自宅講座に近い形にしたい!という思いがあり、説明用の収納用品はたくさん持参します。
気軽に作ったのに思ったよりウケた新ネタのお片づけスイッチも、実物をご紹介しました。来ていただいた方の「お片づけスイッチ」を押せましたかね?カチッ。
私にとって、保育園は特別な場所です。
自分のこども達を預かっていただき、こうして安心して仕事に没頭できること。
また、悩んだ時、困った時は「保育園ではどうしているっけ?」と思い返したり、「先生に相談してみようかな…」と頼ったり。育児の強力なパートナーだと、勝手に思っています。
それだけでなく、今のお片づけの仕事でも、とても身近な教材になっています。
普段の送迎や保育参観の時に、モノの配置や使っている道具、仕組み全体が参考になるので、家庭の中でもヒントにできないだろうか、と観察していたりします。
それだけ、保育園はこどもの目線に立った素晴らしい環境だなと思っています。
例えば、「持っているおもちゃは全部ださないといけない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、保育園や幼稚園では、おもちゃ&絵本は、先生がこども達の反応を見ながら入れ替えてくださっています。ということは、それらがスタンバイ可能なバックヤードをしっかり設けているんですよね。
また、椅子や小さなラグを活用して、専用コーナーをちょこんと作ったりしています。
こども達が個々の遊びに集中できるようになるし、そこで遊ぶので結果的に部屋全体が散らかりにくくなるんですね。
これらに共通しているのは、保育園は「こどもの遊び」を第一に考えてくださっていること。
私たちはすぐに「散らかっている~」とか「片付けなさ~い」と、そこばっかり切り取って考えてしまいますが、大前提は「遊び」の結果の「片付け」なんですよね。
私は本当に、こどもの遊びに向き合えているだろうか。こどもが何を楽しいと思い、集中できるのか。何を苦手だと思い、飽きやすいのか。
保育園の視点に、時々ハッとさせられ、我が身を振り返るよい機会になっています。
そんな感じで、私にとっても普段から学びの多い保育園で講座ができて、とても光栄でした。
出張講座のご依頼、お待ちしております。保育園や幼稚園、サークルやPTAなど。内容は、対象年齢や目的に合わせてカスタマイズ可能です。
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