東京都小金井市の整理収納アドバイザー 水谷妙子です。
大好きなおもちゃで遊ぶことは、こどもにとっては至福の時間です。
「お片づけ」は、そんな楽しい時間が終わってしまうキッカケだから、嫌がるお子さんもいるかと思います。
また、親にとっても、おもちゃが散らかっている様子というのはストレスに感じますよね。
私がこどものお片づけで常に心がけているのが「こどもがいない時に、親が勝手に片付けない」ということです。
これはこどもに限らず、散らかした本人が不在の状態で、かわりに片付けることの虚しさったら…ないですよね。
本人がいない時に、もしくは寝ている間に、その行動をしていない私が、拾ってはしまい、拾ってはしまい…。なんだか悲しい気持ちになりませんか?
そりゃあブツブツ文句を言いたくもなります。これって私の仕事なのかな?って。
私だったら、ザザザ~とおもちゃスペースの方に寄せて、こどもたちが片付けるまで放置します。
目の端っこに、部屋の片付いていない様子があっても、次の片付けのタイミングまで知らん顔です。
そして言います。「ママは片付けないよ。だってママは遊んでないからね」
最近は、こども達も真似して言います。我が家ではこのワード、だいぶ浸透しています。
「整理収納アドバイザーなのに、おもちゃが散らかっていても気にしないんですか?」なんて声が聞こえてきそうですが、ハイ、気にしません!
だって、おもちゃは、遊んだ人が片付けることが基本ですから。
親がシレッと片付けてしまったら、こどもは散らかしても片付けは自分の仕事じゃない。親が片付けてくれるもの、と思いますよね。
それを繰り返していたら、永遠にこどもは片付けできないし、親の仕事も減らない。そんなの、しんどすぎる!
ちなみに…どうしてもおもちゃが散らかっている様子が見ていられないとか、1日のリセットで片付いていないと落ち着いて寝られないとか、片付けないことでモヤモヤしたり辛くなったりなる方は、この限りではありません。
心が健康になる方を選びましょうね!
こどもの生活力を育み、親の家事負担が減ることで、日々の暮らしがラクになる。
それが、お片づけを身につけて得られる最大のメリットなのではと思います。
そのためには、こども自身が進んで片付けられる仕組みを整えること&こどもとの関わり方を知ることが大切です。
棚の高さは?おもちゃの量は?分類の数は?ラベルの大きさは?
できないならば、できるように仕組みを整えるし、言葉でわかるように伝える。それが何よりも大切だと思っています。
相手を知る、そして自分を知る。現実を知る、そして未来を想像する。そしてやってみる。ダメなら変える。それが何よりも大切だと思っています。
整理収納アドバイザーとしての専門知識と、お客様宅での様々な事例。そして、我が家の3人こどもたちとの日々のトライ&エラーと考察を、みなさんとシェアしていけたらと思います。
この夏は、自宅講座はお休みして、出張講座をメインで行おうと思います。
また詳細が決まりましたら、こちらでお伝えさせていただきますね!