整理、収納、片付け、掃除の違いって?

整理収納アドバイザー 水谷妙子です。

私は無印良品で、長く収納用品の商品開発・デザインを担当してきました。
住宅の中における様々な場所の収納方式、築年数による収納の特徴(収納にも流行があります)、それぞれのモジュール(基準寸法)を把握。
その上で「どんな収納用品があったら、世の中の人に役に立つのだろうか」ということを考えてきました。
その一方で「私はなんで、収納のことに詳しいのに、片付けられないんだろう?」と、自分を恥ずかしく思っていました。

整理、収納、片付け、掃除?

これらの正しい意味、違いを知っていますか?
私は整理収納の勉強をするまで、正直よくわかっていませんでした。
(整理収納。なんか…四字熟語かな、ぐらいに思っていました…)
それぞれの用語の説明です。

1.整理
使うモノ、使わないモノを区別する。
さらに、使うモノを目的、頻度、時期などで区別すること。

2.収納
区別されたモノを、それぞれ使いやすく収めること。

3.片付け
使ったモノを、次また使いやすいように収納場所(定位置)に戻すこと。

4.掃除
ゴミ、ホコリを取り除き、キレイにすること。

まずはじめに、整理から行います。
ひとつでも順番を飛ばすと、それぞれの本来の効果を発揮しません。

「さあ、片付けよう!」
意気込んでお店に収納用品を買いに行って、とりあえず揃えても、きちんと整理ができていなければいらないモノまで一緒に収納してしまうことになります。

「おもちゃを片付けなさ〜い!」
といくら子供に言ってもできないのは、彼らにとってやりやすい整理、収納の仕組みができていないからかもしれません。

「年末の大掃除だ!」
といっても、整理、収納、片付けが行われていない状態で、表面をなぞるように掃除しても、本当にスッキリした気分で新年を迎えられないのです。

何はともあれ「整理」が一番

私は生まれてから30数年間、このことに気がつかずに生きてきました。
だから、いくら仕事で収納用品に詳しくても片付けられなかったのです。

整理(=使うモノ、使わないモノを区別すること)は、一番大切。
それは、モノの所有者本人しかできないことです。他人は判断することはできません。

とはいえ、本人だけでやり切るのは、実はとても難しい作業。
整理が苦手な人ほど、やりはじめるまでのハードルは上がります。
重い腰をあげて作業をはじめても、慣れない選択の連続なので頭はフル回転。とても疲れます。

「これはやり切れない。終わらない。」と判断すると、苦手な人はどうするでしょうか。
ウヤムヤな感じで、なんとなく空きスペースに押し込み、収納したことにして終了。
その時はなんとなくスッキリするのですが、整理ができていない状態で収納しているので、片付けもうまくいかないし、日々の生活で必ずまたウヤムヤが浮上してくるのです。
(私の過去の実体験より…)

整理収納サービスのメリット

そこで出番になるのが、整理収納のプロです。
お掃除サービスとは違います。掃除以前の、整理、収納、片付けの仕組みを整えます。

お困りの内容をヒアリングしたり、その場所だけでなく家全体を見せていただくことで、ご本人が自分では気がつかない思考や行動のクセを見つけます。
そして、作業のプランを立て、一緒に行い、モノの区別を様々な手法で促します。

作業をしながら、ご本人が考えていることをまとめたり、選択しやすいように言葉を投げかけたり。
実例を交えてお伝えしたり、時には変化球の質問をすることも。
ご本人が現状を理解して、モノとご本人が向き合うことをアシストします。

私自身は元々「片付けられない」からスタートしているので、どうしてそうなったのかの現状を解明したり、家の中を晒すことの恥ずかしさ、戸惑いなどのお気持ちを細かく理解することができます。

一度その流れを経験すると、次第に自力で解決できるようになります。
一緒に作業をしながら、今後のための持続可能な整理収納の力を身につけるようにする。
そこが整理収納サービスを受けることのメリットです。
この効果を、ひとりでも多くの方に実感していただきたいと思っています。
2018年も終わりに近づいています。ウヤムヤをなくしてスッキリしましょう〜。

11月下旬以降の正規サービス開始に先立ち、現在、優先案内のお申し込みを受付中です。
ご登録いただいた方には、一般募集前にご案内させていただきます。

「なるべく早く、家の中をなんとかしたい!」と思っている方。
「サービスを受けようかな…どうしようかな…」と迷っている方。

この機会に、ぜひご登録ください!

整理収納サービス 詳細・優先案内ご登録はこちら

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
PAGE TOP